エピソード.2:スーパーあかね

生きた土で育った、 やすおくんのトマト。 市川靖雄さん(愛知県豊川市)

 市川靖雄さんは、愛知県豊川市で「カネイチ農園」を営んでいます。『土壌改質材・スーパーあかね』を使い始めたのは3年前から。「あかねは、種まき前の準備期間に使用します。土にあかねをまいて、ヒタヒタになるくらいたっぷりの水をやり、土壌を作る。種を植える前に土を強くすることが大切ですから」。

バランスの取れた土壌づくりに欠かせない、 スーパーあかねの存在。

 大学で農業を学んだ市川さんが、実家に戻ってきたのが22歳の時。以来、一貫して有機農法によるトマトやニンジンの栽培にチャレンジしてきました。「土壌づくりも人間と同じ。バランスが大事なんです」。いい土とは、ただ微生物を増やせばいいというものではない。化学性、物理性、生物性など、全体のバランスが取れていることが大事。あかねをまいて水をやると、土がふわふわになると市川さんは言います。

 「それは、鉄と水がふれあい、酸素を作りだしているということ。あかねで改質した土壌は、養分や水分を吸収しやすい生きた土となります。バランスを保つためには欠かせない存在ですね」。

 市川さんは、あかね以外の商品も併用しています。ただ、あかねを使うようになってからは、お客様からの反応が違うと言います。「市川さんのトマトが食べたいという人が増えました。野菜嫌いだった子どもが『市川さんのトマトやニンジンなら食べられる』と言ってくれたり。まだおしめをしている赤ちゃんが、トマトを抱え込んでむしゃぶりついている姿を見た時は、本当に嬉しかったなあ」。

 本当のおいしい野菜を知ってほしい。今日も土と向き合う市川さんの野菜づくりを『スーパーあかね』が支えています。

市川さんが作ったトマトには、スーパーで売られているトマトではあまり見かけない、たくさんの「うぶ毛」が生えている。「うぶ毛がたっぷり生えているということは、おいしい証拠なんです」と市川さん。
市川さんが作ったニンジンと、友人の農家が作ったリンゴのコラボレーションで生まれたジュース「やすおくん家のにんじんと、あきおくん家のりんご」。近所のカフェでも販売されており大人気の商品だ。
感覚だけでなく、多くのデータをもとに「バランスのいい土」を作り続けている市川さん。あかねをまいた後の農作物のデータを見てみると、鉄分が従来の2〜3倍に増えていたという。
※取材した方のお話に基づき、原稿を構成しています。
私とπウォーター